【新入社員必見】なぜ「小生」とか「小職」をメールで使ってはダメなのか。
私も新人の頃、間違っていました。
新年度が始まって1ヶ月。ちょうどGWも終わり、仕事にも段々慣れてきて、新入社員の方が気が抜けている頃でしょうか。
オフィス仕事では、必ず使うメール。そんな中、社会人になって背伸びして少し難しい言葉を使っていませんか?特に「小生」と「小職」は、背伸びした新人が意味も知らずに先輩の真似をして使いがち。←昔の私。
「小生」も「小職」も目上の人から目下の人に使う言葉なので、要注意です。
では細かく見ていきましょう。
「小生」の意味。
国語辞書の通り、「小生」は「男性」が「へりくだって」使う言葉。
[代]一人称の人代名詞。男性が自分をへりくだっていう語。多く、手紙文に用いる。「―もつつがなく日々を過ごしております」
「へりくだる」というのは、「自分を控えめにして、相手を立てる」という意味があります。つまり、「自分のほうが上だけど控えめにして、君を上にしているよ」ということ。「目上」から「目下」の言葉です。
新入社員の場合は特に全員が「目上」になりますから、「小生」は使うシーンがありません。そもそも「目下」にしか使わないようにする、ということ自体が面倒であり、何をもって「目下」とするのか考えることが無駄なので、いつになっても「私」を使うのがベストです。
「小職」の意味
こちらの意味も調べてみましょう。
[代]官職についている人が自分をへりくだっていう語。小官。
「官職」と「公務員」はほぼイコールですね。省庁勤めの人が使う傾向にあります。 これも「へりくだる」言葉なので、「小生」と同じく、公務員限定の「目上」から「目下」への言葉。もはや死語ですね。
今日の「気休め」:とにかく一人称は「私」でOK
結論は、「私」を使うのがベスト、ということ。それ以外を使う必要はビジネスシーンにおいて全くないと言って問題ないでしょう。ちなみに「ご苦労様」も「目上」から「目下」への労いの言葉なので、要注意。「お疲れ様です」を使いましょう!
日本語は奥が深い!