気休めなもの。役立ちのもの。

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サルとイヌの共同ブログ

【ポイント解説付】超初心者がブログを始める際に読むべき5冊

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本当にオススメの5冊に絞りました。

 

ブログを始めるにあたり初期投資として一通りの本を購入して読みました。おそらく15冊以上は読みました。今回は、その中で本当に役に立った超初心者が読むべき本を厳選して、「すぐに役立つポイント」と共に紹介したいと思います。

 

 

とにかくマストバイの本:『ゼロから学べるブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座』

すべての必要なことが網羅されている、といっても過言ではありません。特にWordPressで始める人は必読です。はてなブログユーザーも満足できる内容です。ブログに対する考え方からテクニックまで学べる一冊です。

 

読むとわかること:ブログにまつわる大体全部。

この本を読めば、ほとんどのブログにまつわる基礎的な部分が網羅できます。前半はブログを始めるにあたっての心構え。

 

お金は目標ではなく結果であり、お金は一番最後にやってくる

マネタイズありきではなく、ブログとして信用を築くことが一番大切。この話は最近話題のキングコング西野さんも口を酸っぱくいってましたね。確かに納得。

西野亮廣「これからは信用を稼ぎに」―4600万円、6千人超の支援を集められる秘密 (エイ出版社) - Yahoo!ニュース

 

自分が好きなことを他人のために頑張る

私の場合、「知らない誰かに書く」というよりも何となく伝えたい相手を想像して書いてます。自分の得意なことや好きなことで飲み会の話題になったら嬉しいくらいの感じ。

 

3ヶ月間毎日書く

これがブログの極意か!というくらいいろんな本に書いてありますね。このブログもとりあえず、コツコツ積み重ねて継続して行くことが今の目標です。

 

コンセプトを考える

これもどの本にも書いてあるポイント。我々は「世間に需要があること、かつ、自分が得意なのか」がぼんやりとしかわかっていないので、とりあえず3ヶ月間はあらゆるトピックを書いた上で自分達の得意とコンセプトを探すことにしました。

 

他にも実践的なテクニックも詰め込まれてます。 以下はその一端。

  • ①あなた、②コンプレックス、③方法・理由、④数字、⑤キャッチコピーを使う。
  • 重要な部分は太字
  • 書評は自分の考えを示す
  • グルメレポートは美味しいとは書かない
  • 節約記事(クレジットカード)は収益化しやすい
  • Google analytics, Google サーチコンソールの使い方

 

この本の一番いいところは「記事を読んで傷つく人はいないか」 というところが重視されていること。作者である「かん吉」さんの人柄が溢れた文章だと思います。

 

そもそも炎上商法や煽り記事は最終的に淘汰されていくと思うので、とてももったいないと個人的には思うんですよね…。

 

とにかくこの本は教科書です。

 

賛否両論あるからこそ読む本:『武器としての書く技術』

有名なイケダハヤトさん。煽りやdisりから、賛否両論あるプロブロガーですが結果を出しています。ブログの更新頻度や読みやすさは突出しています。

 

この本は、かん吉さんの本と同じようにブログに対する考え方からテクニックまで網羅されていますが、よりテクニックに比重が置かれています。 

読むとわかること:人を惹きつける文章の書き方と強い心の持ち方

実践的なテクニックが溢れています。特にテクニック部分は後述する『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』にも通ずるところがあります。すぐに使えるテクニックの一例は以下のとおり。

  • 材料を集めて、手順を考えて、味付けして、スパイス
  • 言い切るのが大切
  • タイトルは簡潔にする
  • 半径3メートル以内の言葉を使う
  • ひらがなとカタカナ、漢字のバランスに気をつける

 

また特に共感したのは、以下の2点。うなずきながら読みました。

書く技術は(こんなに)人生を豊かにする。

アウトプットすることで記憶力は高まる。

 

さらに私は有料noteも購入して読みました。こちらも実践的なテクニックが詰まっていますが、ちょっと高いので買わなくてもいいかも。noteのいいところは「継続更新される」という点なので、 動きがはやいネット社会にあわせて更新されていくことを期待したいと思います。

 

購入することを考えている人向けに以下ご参考。有料noteを読むと以下のような疑問が解決できると思います。 

  

書くテクニックを向上させたい人のための本:『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』

「文章をどうやって書くのか」というテクニックが存分に詰め込まれた作品。

 

基礎的な文章構成から、いかに品の良い文章を書くか、という細かなテクニックまで盛りだくさん。さっと読めるが、実際に日々の記事作成まで昇華させるのは時間がかかりそう。まずは基礎編は確実に習得しつつ、「これ、私やっちゃってる…」というポイントは修正していくのが良さそうです。

 

何回も立ち戻りたいコスパの良い本。

 

なおKindle版で購入される方はパソコンで読んだ方がいいかもしれません(Kindleだと文字の大きさを拡大できずに小さく表示されてしまう)。ビジネスや日常の仕事にも役に立つこと請け合い。

 

読むとわかること:どんな記事・文章が「良い」とされるのか。

究極の目標は「完読されること」

この本では「完読されること」が目標という点から始まります。どんなに力を入れても時間をかけても、読まれない記事は「完食できないラーメン」と同じで意味がない。当たり前ですが「目から鱗」でした。ブログを書き始めた時に感じる「なんでこんなに力をいれた記事が読まれなくて、さくっと書いた記事が読まれるんだろう?」という疑問を解消してくれます。

 

また完読される記事のためには、「事実」「ロジック」「言葉づかい」が大切と教えてくれます。「プラモデルのように書く」や「手書きの構造シートを作る」という実践的な文章構成の基礎も網羅。

 

構造シートは手書きで書くべし

特に「手書きの構造シート」は、これだけネットで書くツールが充実しているからこそ実際に練習することが大切なんだと理解しました。プロのライターがやっているんだから、素人の我々なら尚更。

 

この本の中では「コレやってしまってる…」というギクッとするような「品が悪く見える文章」の事例が上げられています。例えば私の場合…

  • 文頭一語目にくる読点(例えば「さらに私は」等)→頭が悪そうにみえる、とのこと。よくやっちゃってる…。
  • 約物の使いすぎ→「」や()は、便利なので使いすぎてしまいます…。
  • 「できる」や「可能である」といった可能表現に頼りすぎない→これは気をつけていますが、便利なんですもん。反省。

その他にも文章をより魅力的にするテクニックも盛り沢山。ブログのみならず、実際のビジネスの場でも役立ちます。例えば、インタビューの基本(「同意」と「深掘り」)は、読んだ次の日から使えました。

 

全てのブロガー、全てのビジネスマンにオススメ。多くのプロブロガーも推薦している激オシの一冊です。 

 

面白いコンテンツを学ぶ本:『金がないなら頭を使え 頭がないなら手を動かせ』

この本はとにかく面白い。挑戦的なタイトルに負けないコンテンツ力です。「ブログ本」とは思えないくらい。

 

特にキャズム(溝)の話は、とても興味深い。ネット(自ら情報をとりに行く人)とマジョリティ(一般大衆)の間に大きな溝があるという分析はコンテンツを考える上で非常に考えさせられました。

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情報システム用語事典:キャズム(きゃずむ) - ITmedia エンタープライズ

 

企業の広報戦略も「今はソーシャルメディアだ」とただ流行に乗るのではなく、どの層を狙うのかを考えなければいけないですね。その大きな事例としてグノシーがなぜ10億円もテレビCMに使ったのか、という分析が秀逸です。

 

余談ですが、私はこの本を読んで自分のプロジェクトの広報にテレビCMを作りました。「そんなのYoutubeじゃダメなの?」と上司に言われましたが、この本を題材に説得に成功。最終的に放映費は自社の今年度予算では厳しかったので、コラボ案件にして他企業に放映費を捻出してもらうことに。その際も同じ説明で納得してもらうというオマケつき。

 

読むとわかること;面白いコンテンツこそ、集客につながる

特に最終章の「ブログで集客したければこれを読むべし」は、必読です。

要は記事やエントリーには「バズるのを狙うもの→評価をもらうもの」と「 実際のビジネスにつなげるもの」をバランス良く配合するということなんです。バズることでドメインを強くし(このサイトは有用なコンテンツが多いとされる)、そこでビジネス的なことを投稿することによりこれも上位に出やすくなる。

 

我々のブログは「実際にビジネスにつなげるもの」という性質ではないですが、「皆さんに一般的に役に立ちそうなもの」でドメインを強くしつつ「ちょっとマニアックだけど自分たちが書きたいもの・残していきたいもの」で攻めていくようなバランスをとれればいいな、と。

 

なお、「顔出しか匿名か」という記事もあるのでそれも必見。我々は匿名にこだわるのですが、顔出し派の意見も勉強になります。

 

強みと戦略ってなんだろう、という人のための本:『白いネコは何をくれた?』

「自分の強みってなんだろう」という疑問や「強みを活かす戦略ってなんだろう」という疑問に真っ向から答えてくれる一冊です。広告代理店で働くイケてない主人公が白いネコに導かれて、自分の強みを発見し、変わっていくという物語から「戦略BASiCS」が学べます。
 
私はこの本を読んで「ちゃんと社史くらい読もう…」と思いました。
 
読むとわかること;差別化戦略は3つしかない

冒頭紹介した「ゼロから学べるブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座」のかん吉さんの著書内でも本書が登場。特に3つの差別化戦略が秀逸。「手軽軸」「商品軸」「密着軸」の3つ戦略しかない、と言い切っています。

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皆さんのブログはどこを目指すでしょうか。きっとこのブログは「商品軸」を目指すのかなぁ。このあたりは、3ヶ月更新を続けた後にもう一度振り返ってみたいと思っています。

 

戦略的にブログ運営を勧めていきたい人、仕事でも自分の強みが何かわからない人は必読の本です。

 

まとめ

「ブログ始めたいけど何したらいいの」が私の最初の気持ちでした。

 

とにかく先人から学ぶしかないと思い、大量に関連書籍を読み漁った中から厳選した5冊が今回紹介したものです。

 

同じジャンルの本をたくさん読むと共通項が見えてきますが、今回紹介した5冊は共通する基礎を抑えつつ、一歩先に行くエッセンスが詰まっています。

 

先人の知恵を拝借するのは、効率的な投資に他なりません。どの本も本当にオススメなので、ぜひ手にとって読んでみてください!