気休めなもの。役立ちのもの。

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サルとイヌの共同ブログ

【本当に効果のあるストレス解消法】スタンフォードの自分を変える教室

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本当に効くストレス解消法ってなんだろう?

一時期流行った白熱教室系シリーズ。言われてみれば比較的当たり前のことばかりなのですが、それを科学的に説明しているところにこの本の良さがあります。

 

出世も勉強も寿命も「意志力」が決める。

著者は「意志力の重要性」を説きます。 それと同時に、人間が非常に誘惑に負けやすく、思考や感情をコントロールすることが難しいという前提に立っているので、明日からでも心がけひとつで変えれるヒントがたくさん。「意志力を強く持とう」といった根性論ではなく「意志力を持つための環境を整えよう、だって人間は弱いから」というもの。そのなかで私が重要と感じた点をまとめてみます。

 

  • 気が散らないように心配事を減らす。なぜなら人は気が散っている時ほど誘惑に負けやすく、考え事で頭がいっぱいになっていると長期的な目標を忘れてしまい衝動的な選択をしてしまうから。例えば、ダイエットしている人は浮気しやすくなるというデータがある。
  • 体と心が自己コントロールに適する状態に保つ。好ましくない感情や考えをコントロールするのは諦める。思考はコントロールしづらいが、行動はコントロールできるので「行動」を変えてみる。
  • 6時間以上の睡眠を確保する。
  • 目標のために自分が「どれくらい努力しているか」を基準に考える。
  • 人は明日もっとできると考えず、明日も同じ行動をすると考える。
  • やる力をドーパミンとくっつけるため、好きなことと嫌なことを抱合せでやる。

 

本当に効果的な8つのストレス解消法

本書の中では、本当に効果的なストレス解消法が紹介されています。それは以下の通り。

  1. エクササイズやスポーツ
  2. 礼拝
  3. 読書や音楽
  4. 家族や友達と過ごす
  5. マッサージを受ける
  6. 外で散歩
  7. 瞑想・ヨガ
  8. クリエイティブな趣味の時間

 

特に「瞑想」と「ヨガ」は、注意力、集中力、ストレス管理等、自己コントロールの様々なスキルが向上することが強調されています。まずは、8週間続ければ自己認識が増加するとのこと。「瞑想」については、以下の記事で参考にさせていただいた「最高の急休息法」でも脳科学的に効果があると強く勧められていました。「瞑想」がストレス解消に効果があるのは、もはや世界の常識ということですね。

 

  

今日の「役立ち」

上記の他にも個人的には「結婚を長続きさせるコツは余計な口をきかないこと」「 未来を鮮やかにリアルに想像できれば、将来の自分を後悔しないチョイスができる」といった至言が記憶に残りました。人間は強いようで弱い生き物ですから、環境をしっかり整える、ということが大事ということを改めて教えてくれた本です。