病院に行く前に絶対知っておきたい受診のコツ
とにかく健康第一。
「あー、ちゃんと伝わらなかったなぁ…。本当に大丈夫かなぁ…。」と自分の症状をうまく伝えられずモヤモヤして病院を去った記憶、きっと皆さんにもあるはずです。そんなモヤモヤはこの本を読めば解消。
モヤモヤ感の残らない受診ができるコツが盛りだくさん!
(著者の高橋先生は個人的に知り合いであり、大変立派な方です)
- とにかくシンプルに「現在の状況」「現病歴」を伝える
- 正確に「いつから」を伝える
- 痛い場所を指で指す。
- 症状の始まりは「突然」か「徐々に」か
- 「なんでもありません」→「次はどのような時にきたら良いですか?」
- 「先生ならどうしますか?先生の親・子供ならどうしますか?」
- 病気を見分けるのは「急な変化」と「同い年との差」
- 今日の「役立ち」
とにかくシンプルに「現在の状況」「現病歴」を伝える
書籍のタイトルにある通り、1人の受診時間は非常に限られています。そんな中でモヤモヤを残さないためには、とにかくシンプルに「現在の状況」を伝えましょう。前置きは不必要で、直球勝負。また「現病歴」の申告も重要とのこと。これは素人には見落としがちですが、診察上重要とのことなので気をつけたいところです。
正確に「いつから」を伝える
シンプルに状況を伝えたら、その症状が「いつから」かを正確に伝える必要があります。よって日々の体調の変化には敏感に。異変がでたら、スマホ等に記録しておくのがよさそうです。
痛い場所を指で指す。
痛い場所は指で指すのがコツ。確かにその方がお医者さんにも伝わりやすいですね。「お腹が痛い」といってもお腹の位置にもいろいろあるんだなぁと本書を読んで納得した次第です。
症状の始まりは「突然」か「徐々に」か
こちらも言われればそうですが、あんまり意識しないポイントですよね。この症状の始まりが病状の重度を診察する上で重要とのことなので、体調の変化がでたら、最初の時点でメモを残しておくのがよさそうです。
「なんでもありません」→「次はどのような時にきたら良いですか?」
重い腰を上げて長い時間を待合室で過ごし「なんでもありません」と言われてモヤモヤしたことありませんか?そんな時は、一言「次はどのような時にきたら良いですか?」と尋ねるのが効果的とのこと。そうすれば「次は◯◯という症状がでたら病院に来てください」と伝えてくれるはず。受診する患者側も自分の体調の変化を観察していく上で、一つの指標になってわかりやすいですよね。これでモヤモヤ感は解消です。
「先生ならどうしますか?先生の親・子供ならどうしますか?」
お医者さんも人間ですから、身内に勧めれる治療かどうかを尋ねることは親身になってもらう上では非常に重要です。特に自分が大きな手術や治療費が高額になる場合にこういった質問を投げかけるのはもちろんのこと、親の万が一の時にも使いたいコツです。
病気を見分けるのは「急な変化」と「同い年との差」
別の記事でも書きましたが、人間は比較しないと変化に気がつけない生き物です。自分の体調が徐々に蝕まれた場合、「これが自然な変化なのか異常なのか」思ったより気付けないはず。そんな時に比較すべきは「同い年との差」。例えば、平均よりも体重が極度に増減している場合は明らかに要注意ですよね。また自分の通常時からの「急な変化」にも要注意です。
今日の「役立ち」
誰がなんと言おうと健康が一番。そのためには絶対的に日々の体調管理(十分な睡眠と健康的な食事等)が重要です。しかしどんなに気をつけていても体調は崩してしまうもの。そんな時に最速で効果的に治すために、上記のコツは知っておいて損はありません。
本書の中には、他にも症状別の見極め方も書かれており充実の内容。一家に一冊備えておきましょう!(私は3冊買って家族に配りました)