なぜ今こそ「1分間アウトプット」が必要なのか。
「エビングハウスの忘却曲線」(20分後に42%を、1時間後に56%を、1日後には44%を忘れる)を避けるためにもアウトプット!
生産性を高めるためにアウトプットが必要だということは、日々痛感しているのですが、なかなか難しいところ。(生産性については、ちきりん氏のこちらのエントリが秀逸→成長=昨日より今日の生産性を上げること - Chikirinの日記)
このブログはアウトプット力向上のためにもあるわけですが、いかに効率的・効果的にアウトプットするのか、その意識が欠如してました。
その矢先に、久しぶりにこちらを読んだら「目から鱗」だったわけです。
1. 要点は3点に絞る。
必ずしもアウトプットは「1分間」である必要はないですが、アウトプットが「自分の知識」に定着しないのであれば意味がありません。よって絞り込みが必要、つまり「1分間」と「3つの要点」が鍵になります。著者曰く、1分間のアウトプットを意識すれば、自然と要点は3つ程度に絞られる、ということ。
一分でアウトプットすることを前提とすれば、要点はだいたい三つ程度に絞る必要がある。Read more at location 593
私が学生に指導する際には、「まず自分で気に入った場面を三カ所挙げてみて」と課題を与える。その上で「なぜその三カ所なのか、皆の前で一分で説明して」と促すと、だいたい立派なコメントや書評になるのである。Read more at location 1525
2. 問いを立てる。
上記の「1分間」「3つの要点」を達成するためには、効率的にインプットしなければなりません。そのために必要なのは「問いを立てる」ことだと著者は説きます。言い換えれば、きちんと目的意識を持ったインプットが必要、ということですね。
最初から本質的な問いを持った上で読書に臨むのはハードルが高い、そんな時は本のタイトルやテキストの見出しを疑問形に変えてしまうのが効果的とのこと。確かにそれだけで「その本や章で何を著者は言いたいのか」という意識を持って、インプットすることができます。
コツとして、「問いは本質的に、答えはクリアに」と覚えておけばいいだろう。Read more at location 511
もっとも簡便なのは、「なぜ、○○は○○なのか」というパターンだ。
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3. アウトプットに自分の色をつける
結局のところ、効果的にインプット・アウトプットを行っても、それが現実社会で活用できなかったり、人に伝わらなければ意味がありません。著者が「知識と物語の融合」と表現しているとおり、例えば、同じ本や映画からのアウトプットでも「Aさん」が料理(自分の色)した話の方が、「Bさん」が料理した話より面白い、ということは現実社会で多々あるわけです。そこに「付加価値」が生まれるわけですね。
なんでもググればわかる今だからこそ「自分なりにどんな色をつけれるか」「付加価値をつけれるか」が重要ということが改めて認識できました。
しかしアウトプットについては、検索では出てこないプラスアルファの情報が求められる。「で、何?」「それがどうした?」という相手の質問に、何を答えるかということである。だとすれば、勉強の目的もそれに応じて変えていく必要があるはずだ。
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今日の「役立ち」:アウトプットの本質は「わかったつもり」から「わかった」へ
アウトプットの本質は「わかったつもり」からの脱却だと私も思っています。そのためのツールとして本ブログを活用しつつ、自分なりの色をつけて、人に役立つ情報を届けていければと思います。
「わかったつもり」になることが少なくないのだ。その結果、「できるつもり」で試験に臨み、あえなく散ってしまうのである。 〝つもり〟と実際に頭に入っていることとでは、雲泥の差がある。
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そのために、今後も「①要点は3つ」「②問いを立てる」「③アウトプットに自分の色をつける」を意識してお届けしていきます!