気休めなもの。役立ちのもの。

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サルとイヌの共同ブログ

海外出張に行く人必見:デキる人が持っていく海外駐在員に喜ばれるお土産5選

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海外駐在員(特に途上国)の癒やしの瞬間。それは、出張者からのお土産。

 

そのお土産のセンスで、「コイツ仕事できる…」と感じたり、「こんなお土産もらったら全力でフォローしないと…」という心象さえ変えるインパクトを持っています。

 

一方で全く響かないお土産を持ってくる出張者に対しては、「何もわかってない」となってしまうのが人間の心理、というもの。期待度が高いとなおさらがっかり度も高くなってしまいます。

 

というわけで、海外駐在員の私が教える、外さない海外駐在員向けのお土産!(なお、情報ソースは筆者のアフリカ・アジア各国に散らばる知り合い駐在員へ聞き込み調査に基づきます)

 

 

 

1. 新鮮な食材・生鮮食品

こんなに物流が発達した世の中でも、途上国での物流は悲惨なもの。基本的に新鮮な食材を求めるのは、不可能に近いです。もちろん、貴重性と輸送の困難性は比例の関係になりがちなのでハードルは高いですが、新鮮な食材・生鮮食品は喜ばれると断言します。

 

駐在員の中でも持ってこられると、もはや頭が上がらない食材の王様は、「生卵」。日本の魂、玉子かけご飯に耐えうる新鮮な卵が手に入る途上国は、ほぼ皆無といっても間違いないでしょう。そして、その壊れやすさという輸送の困難性と考慮すると難易度・喜ばれる度、共に堂々の★5と言えます。実際に飛行機に耐えられるのかは未確認

→以下の商品は、9時間の直行フライトに耐えた実績あり。

 

また、絹ごし豆腐、和牛(冷凍)、干物、納豆、ラーメン(生麺)あたりも、かなりの喜ばれ度を誇ります。以前、出張者がすき焼き用の和牛をを持ってきてくれた時は、駐在員事務所が沸きました。もはや、事務所の雰囲気を変えるインパクトさえ持っています。日持ちを考えるとハードルが低いのは半生うどん。

 

また日本の季節が感じられる野菜。これは、駐在員家族の心を鷲掴みにします。みょうがあたりの小さくて運びやすい野菜がオススメ。過去に自分が東京勤務だった際に、出張でみょうがと山芋のコンビで持っていったところ、非常に喜ばれました。

 

しかし、たとえ食材を冷凍したとしても、フライト時間(乗り換えがあるとかなり厳しい)、気候、到着空港からのホテルへの時間、駐在員への引き渡しまでにかかる時間、等を総合的に勘案する必要があり、その時点から、仕事のマネジメント能力・調整能力が問われていると言って良いでしょう!

 

2. 新米

 

米は、誰もが貰って嬉しいです。日本の心。そしてその重さゆえに、海外駐在員の買い出し時にも後回しにされたり、最終的に泣く泣く諦めるケースも散見されます。そんな中、米を2キロから5キロ程、しかも新米を、持ってこられた日には、落涙ものです。

 

米は現地でも変えたりしますが、古くなって味が落ちてしまったり、カルフォニア米だったり、値段が高かったりしますから。

 

預入荷物の制限がある中、出張用書類を電子化し、私物を減らし、一生懸命持ってきてくれたあなたの努力を駐在員は言わずもがな理解しています。ちなみに私がこれまで貰って一番美味しかった米は「さがびより」。これダントツです。飲料用の水が貴重な国もあるので、無洗米が喜ばれます。

 

荷物に余裕がない場合は比較的軽くて美味しい「アルファ米」もオススメ。バラエティも多く、日持ちもしますし、お湯を入れるだけで出来上がるという手軽さからも非常に喜ばれます。

3. 日本酒・焼酎

 

これも王道ですが、喜ばれます。本人がお酒好きでなくとも、駐在員通しの集まりや外国人の取引先との会食で重宝されます。駐在員が日本酒にやたら詳しかったりこだわりがある人でなければ、獺祭あたりを持っていくと無難でしょう(外国人にも有名ですし、もし相手が知らなくても、安倍総理オバマ大統領にプレゼントしたもの、といえば話の小ネタになります)。外国人の方へのお土産では、さらにおちょこを添えるとデキる度アップ。

 

 

ただ、宗教や免税範囲には気をつけましょう。イスラム系の国は、ほとんどの国でお酒の持ち込みはNGです。

 

4. 生活用品・文具

 

家族連れの駐在員には生活用品が喜ばれます。特に日本製の質の高い生活用品は途上国では、手に入りません。こちらは事前ヒアリング力が試されますが、小さいお子さんがいる駐在員にはさり気なく「おむつ、大丈夫ですか?」と聞いてみましょう。「なんて気遣いできるヤツ…」と思われること間違い無し。さらに、女性であれば生理用品も需要が高いと聞きます(が、男性社員にお願いすることはないので、女性社員同士限定)。

 

 その他にも、文具も喜ばれます。ここ最近、何故か出張者が大量のフリクションボール(消せるペン)を持ってきてくれることが多かった時期がありました。面白いから、という理由で持ってきてくれたのだと思いますが、ローカルスタッフ含め、あまりウケず…。むしろ、ジェットストリームといった書きやすいペンが重宝されますし、消しゴムやハサミ等の日本製品の需要も高いです(が、持っていることも多いので、こちらも要ヒアリング)

 

5. 調味料・お菓子といった保存がきくもの

 

ずいぶん乱暴にまとめてしまいましたが、調味料やお菓子等の保存がきくものも喜ばれます。まず、醤油・みりん・だし等は、手に入ることも多いですが、値段がかなり高いケースが多いです。相手が料理する長期駐在員であれば、調味料はあっても困らないので喜ばれるでしょう(少し高めのいい調味料を持っていくと、さらに好感度アップ)。茅乃舎は、非常にオススメ。

 

 お菓子も喜ばれます。概して、途上国のお菓子は死ぬほど甘いです。頭が溶けそうになるくらい甘い。以前先輩から、イスラム系の酒がおおっぴらに使えない国は甘味料がまずいのだ、と指導頂きましたが、今までの経験から仏教・ヒンドゥー教の国もひたすら甘いです。

 

よって、しっとり、とか、ふわふわといった形容ができる「ほっ」とするようなお菓子が喜ばれます。

 

なお、駐在していると「とらやの羊羹」をよく頂きますが、羊羹一本もらっても結構苦しいものがあります。もちろん嬉しいのですが、事務所内でも切るのがめんどくさい…。できれば、お菓子類は小分けが吉。もらったほうも他の日本人に配りやすいですし、自分で消費するにしても保存がしやすいです。

 

番外編:あまり喜ばれないもの

 

逆に、駐在員からあまりニーズがないものに、雑誌・週刊誌・書籍等が挙げられます。Kindleといった電子書籍の発達で、かなり多くの情報にアクセスできますし、週刊誌を持ってくるスペースがあるのであれば、違うものを持ってきてほしい…というのが本音。(むしろKindleは海外駐在員に必須のアイテム)。

 

 

 

まとめ

出張前に「お土産何を持っていこうかな」というのは悩むものですが、そのお土産次第で相手の印象も随分変わってきます。自社の駐在員に持っていく場合と、お客さんに持っていく場合でケースバイケースですが、ぜひとも上記を参考に、心を鷲掴みにしてください。