気休めなもの。役立ちのもの。

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サルとイヌの共同ブログ

モレスキンをこれまで5冊使ったが、1冊も満足に使いきれなかった話(結果的に、Evernoteに移行)

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モレスキン、それはクリエイティブな手帳。かの有名なゴッホピカソヘミングウェイも使っていたというノート。もう持ってるだけで、何かいいアイディアが浮かんできそうですよね。 

Moleskine®は2世紀の間、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホパブロ・ピカソアーネスト・ヘミングウェイ及びブルース・チャトウィンなどの芸術家や思想家に愛されてきた伝説的ノートブックの相続人であり継承者です。丸い角を持つ黒のシンプルな長方形、ノートを束ねるゴムバンド、そして内側のマチ付きポケット: 無名だけれどもそれだけで完成された品は、小さなフランスの製本業者によって一世紀以上もの間作られ、世界中の革命的芸術家や作家が訪れて購入した、パリの文房具店に納品されていました。旅のお供にぴったりな大きさの頼れる存在。このノートブックは、有名な絵画や人気小説が世に出る前の貴重なスケッチ、走り書き、ストーリーやアイデアを記録してきたのです。 

 

ご多聞にもれず、私も学生のとき、博報堂ケトルの嶋浩一郎さんの「嶋浩一郎のアイデアのつくり方」を読んで、憧れて購入しました。

嶋浩一郎のアイデアのつくり方 (ディスカヴァー携書)

 

モレスキン、さすがに伝説のノートだけあって、すごく高いんですよ。3000円くらいザラにするわけです。でもいいアイディアのためなら(そもそもなんのアイディア出すんだって話ですが)そんなもの安い、と思って買いました。

 

私の5冊のモレスキンの末路 

結果的に、1冊目(黒B5)と2冊目(黒B6)は途中で落書き帳になって、あえなく撃沈。

2冊とも、夢見ていたような、キラキラ光るアイディアの溢れる本にはなりませんでした。そもそも大事に使いすぎて、当初は全部埋まらず。その後、しばらく時間が空いて、前のように大切に使わなくなり、落書き帳へ。最初から嶋浩一郎さんのように2冊づかいを目指したのですが、2冊目の小さい方に至っては全部埋まらず、そのまま捨てました。だってアイディアが全然浮かんでこないし、それにつながるような面白い出来事が学生の時になかったんだもん。

 

3冊目(赤B5)は社会人になって、心機一転購入。やはり、会社に入ったらいろんなことをメモらなくてはいけない、先輩のありとあらゆる指導を吸収して、すぐに一人前になるんだ、と思っていました。

が、結果、PDFでまとめられたマニュアルを読んで、必要な部分はワードで抜粋。メモることはなく、その3冊目(赤B5)は、議事録帳として消えたのでした。

 

4冊目(赤B6)と5冊目(黒B5)は海外赴任が決まってから。海外生活で英語も含めて、小さい4冊目(赤B6)には、いろいろとメモって有効活用しよう、1日1フレーズだ!また、5冊目(黒B5)には、海外生活で感じたことを日記として書き留めておこう、そう心に誓ったわけです。

 

が、結局やらないですよね。海外生活って言ったって、3ヶ月も経てば日常になりますから。もはや現地人かしてきて、日本人として把握されなくなりますから。英語もよく使うフレーズは勝手に覚えます。というか、書かなきゃ覚えられないフレーズなんて使いません。

 

で、最終的にEvernoteに回帰したわけです。ビバ、デジタル。

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Evernoteが便利な(当たり前の)理由

最終的にEvernoteが一番便利なわけです。無料版でも十分。

便利な点としては;

  •  ノートブック機能を使ってまとめておけば、整理が簡単。
  • 日記として使える。私はモーニングノートとして使ってます。
  • 出張で現地に行ってもスマホからアクセス可能。大事な会議時は前回の議事録等を入れておき、その場で積み残し事項をフォローアップができる。
  • そもそもキーボードで打った方が断然早い。そして加筆・修正が便利。

もちろん手で書いた方が記憶に定着する、ということや、各人のこだわりもあると思いますが、やっぱり何かを続けていくには心理的な敷居が低いことが一番重要。これが習慣化の極意だと思います。

 

もはや途上国の地方だろうとEvernoteのノートレベルであれば、すぐに読み込めます。というわけ、「高いモレスキンなんぞ買わずに、無料のEvernote使いましょう」というとりとめもない話でした。